メイキング シルバーリング

シルバーリングの作り方

まずは銀の板を用意します。

(製材された銀の板を銀地金ぎんじがねと呼びます)

必要な部分を切り出すため、針で引っ掻いて毛書き(ケガキ)ます。


糸鋸(いとのこぎり)で必要な分だけ切り出します。


切り出した銀板を丸めます。

つなぎ目の部分をしっかり合わせたら、

フラックスを塗り、銀ローと呼ばれる銀合金のかけらを置きます。

ガスバーナーで炙って、溶接します。(この作業を銀ローづけ)と呼びます。

かけらが溶ける温度(780℃)と銀の融点(今回は930℃)の間の温度まで加熱し、

銀ローが溶けるまでしっかり加熱します。

銀ロー付け後は必ず希硫酸に漬けて、洗います(酸洗い)。

酸洗い後に、フラックスが完全に溶けてなくなっていること確認。

フラックスが溶け残って表面に付着しているとNGです。

さらに希硫酸に漬け込んで溶かしてしまうか

ヤスリで削り落とします。

(資料によってはヤスリが痛むため、あんまりヤスリがけで落とすのは

良くないという説もあります。)



それでは、今日はここまで。

金工舎


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